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アイテム
マレイシア・ムダ稲作農村における生産組織と農家の対応 - クロンポッ・タニの事例分析 -
https://doi.org/10.34556/0002000101
https://doi.org/10.34556/00020001010f19c027-39e0-4db0-84dd-d98fc6c10238
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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![]() |
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Item type | 国際農研デフォルトアイテムタイプ(フル)(1) | |||||||||||
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公開日 | 2024-01-30 | |||||||||||
タイトル | ||||||||||||
タイトル | Changes of Communal Ties among Rice Farmers in Group Farming - A case of kelompok tani in the Muda Area, Malaysia - | |||||||||||
言語 | en | |||||||||||
タイトル | ||||||||||||
タイトル | マレイシア・ムダ稲作農村における生産組織と農家の対応 - クロンポッ・タニの事例分析 - | |||||||||||
言語 | ja | |||||||||||
作成者 |
YASUNOBU, Kumi
× YASUNOBU, Kumi
× MOROOKA, Yoshinori
× WONG, Hin Soon
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アクセス権 | ||||||||||||
アクセス権 | open access | |||||||||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_abf2 | |||||||||||
主題 | ||||||||||||
主題 | guess-who test, double-cropping, sociogram, direct seeding | |||||||||||
内容記述 | ||||||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||||||
内容記述 | This study shed some light on various aspects related to group farming (kelompok tani in Malay) in the Muda Area by examining how the degree of communal ties among rice farmers changed through the group organization. For evaluating the present situation and changes of communal ties before and after the formation of the groups, we conducted a socio-economic survey including a guess-who test for the member farmers. The degree of communal ties in each group was examined with special reference to the in-flow and out-flow of technical information among rice farmers. Various sociograms derived from the test clearly showed that the communal ties tended to become stronger after the group was formed, but that the farmers' attitude to the group activities was still ambivalent, reflecting a low degree of concern for organization at the supra-family level. | |||||||||||
言語 | en | |||||||||||
内容記述 | ||||||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||||||
内容記述 | マレイシアのムダ穀倉地帯の村落共同体は,村(kampung)や宗教区(mukim)よりも潅漑水路を中心とした社会的紐帯(結びつき)がより強く,居住村を中心とした水利や普及組織が機能しにくい特徴を持つ。そのため,新しい技術や経営情報が系統的に流れず,組織的な対応も大きな制約下にある。しかし,近年の急速な経済成長を背景に,農村部の労働需給事情が変わり,主要な農作業の請負制度化や移植から直播栽培への移行が進展し,限られた労働力でより効率的な稲作を営むため,生産農家の組織化が緊要な課題となっている。本稿は,伝統的に組織化が困難な当地で徐徐に進展しているグループ・ファーミング(現地語はkelompok tani,生産組織と訳す。)を事例に,伝統的な稲作農村における組織化の条件とその課題を整理し,特に直播栽培に関連する技術情報の伝達機構をソシオグラムにより分析することを課題としている。 当地の生産組織は,一つの区画(約20~30ha)で耕作する農家を1グループとし,賛同する農家の発意で編成される。組織化の条件は多様であるが,概ね作期の統一による潅漑水の節水や病害虫防除効果を高め,耕起・整地,収穫作業等の機械作業の効率的運用によるコストの低減等が期待されている。1990年現在,その組織数は300を越え,面積も10万haのほぼ1割に相当する広がりをみせている。本調査ではその組織から,構成農家数の大小や水利事情の差異を考慮しランダムに抽出された2つの事例(M,K組織)について考察する。調査では,各グループの全構成農家から11項目(種子の選択,肥料や農薬の使用法,雑草の防除法,機械作業の様子,その他の農業技術,移植・直播の選択,補植や水管理の実際,費用の調達,借地や請負業者との折衝)について技術と経営情報の入手源と経路等を聞き取り,ソシオグラムを導出した。 その結果,M組織の情報源はほとんどの項目についてリーダー農家に集中しているが,K組織の方は慣行的な外部機関への連絡が優先する傾向が依然強く,また両組織に共通し農家間の情報交換は限られている特徴が認められた。他方,組織の成立前後でみると,K組織ではリーダーと農協に分岐し,組織の紐帯は編成後でより強いことがソシオグラムに表示された。これは,例えば直播栽培に関連する情報が以前と比べ系統的に構成農家間に伝達され経営に反映されやすくなったことを示唆している。 この他,一連の分析結果から,生産農家の組織化によって新たな技術や経営情報の伝達機能を含め当初期待された効果が高いこと等が判明した。しかし, 組織の活動は構成農家のなかでも一部の先導的農家に委ねられており,マレー農村における生産農家の組織化は運営を巡って多様な課題を抱えている事情も判明した。 |
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言語 | ja | |||||||||||
出版者 | ||||||||||||
出版者 | Japan International Research Center for Agricultural Sciences | |||||||||||
言語 | ||||||||||||
言語 | eng | |||||||||||
資源タイプ | ||||||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||||||
資源タイプ | journal article | |||||||||||
出版タイプ | ||||||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||||||||
ID登録 | ||||||||||||
ID登録 | 10.34556/0002000101 | |||||||||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||||||||
収録物識別子 | ||||||||||||
収録物識別子タイプ | PISSN | |||||||||||
収録物識別子 | 13407686 | |||||||||||
収録物識別子 | ||||||||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||||||||
収録物識別子 | AA11030483 | |||||||||||
書誌情報 |
en : JIRCAS Journal 巻 1, 号 1, p. 19-27, 発行日 1994-10-01 |